小島町の文化財を守る会
ホームページ開設に寄せて
会長 小泉好彦
『小島町の文化財を守る会』は、地域の文化遺産を守り、整備や活動を通じて心豊かなまちづくりに寄与することを目的に、平成12年に発足しました。
これまで、地区の皆様や各種団体のご協力を得ながら、歴史探訪ウォーキングイベントの開催や視察研修旅行を通じて見聞を広めてまいりました。また、小島陣屋跡の草刈りや整備、御殿書院の清掃活動、史跡見学者の案内、広報活動など、多岐にわたる活動を行ってきました。
平成13年には御殿書院が『静岡市指定有形文化財』に、平成18年には小島陣屋跡が『国指定史跡』に指定されました。さらに、平成21年には本会の活動が認められ『静岡県文化奨励賞』を受賞し、令和3年には県から『ふじのくに文化財保存・活用推進団体』に認定されました。これらは、会員一人ひとりの地道な努力と関係者皆様のご支援の賜物であり、深く感謝申し上げます。
小島陣屋に建てられた御殿書院は昭和3年に国道沿いに移築されていましたが、静岡市の『史跡小島陣屋跡整備基本計画』に基づき、原位置への移築復原工事が進められています。この工事は令和6年11月末に完成する予定です。
この節目を迎えるにあたり、より多くの方々に小島町の文化財に触れていただけるよう、本会のホームページを開設いたしました。これを機に、地域の文化財の活用と保全活動をさらに発展させてまいります。
今後とも『小島町の文化財を守る会』の活動にご理解とご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。
活動内容
- 小島陣屋跡の整備・除草作業
- 御殿書院の清掃・管理
- 総会および定期会合の開催
- 調査研究会および講習会の実施
- 歴史・文化・史跡に関するイベントの企画・運営
- 史跡および文化財に関する視察・研修の実施
- 行政との意見交換および陳情活動
- 地域行事やお祭りへの協賛・参加
- 広報誌の作成および広報活動の推進
- 史跡見学者への案内活動
- 史跡案内板の作成、点検および管理